『シャイニング』 by スタンリー・キューブリック
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読んだ/観た日:2020/05/02
★小説/映画/マンガ/ドラマ/アニメ総合:4.0
ストーリー:3.8
エンディング:3.9
登場人物/演技:3.8
絵/文章/映像/音楽:4.2
世界観/独創性:3.7
おしゃれさ/エンタメ性:3.8(エンタメ性ってなんやろ…)
深さ/哲学性:3.8
他の人におすすめ:3.5(ホラーは人を選ぶ)
あらすじ/概要
冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが…。 (C) 1980 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
鑑賞中メモ
オープニングはドローンない時代やから飛行機?
子供かわいいw
お母さんちょっと怖いな笑
鏡なんかこわい
だんなこええw急変したどうしたw
女がいては暮らせない、女がいなくても暮らせない
感想/考察
ふむ
ホラーってなんやろ…なんかよくわからない不気味さみたいなのが大事なんだろうと思うから、ロジックをあえてぼかすようなところがあって、そこが気持ち悪くもあり、そしてそれこそが作品の狙いでもあり、正直やっぱり得意ではないなと思った笑
人は理解できないものを恐怖する。だからこそある程度筋道をつけて観客をひきつけて、筋の通らないことをする。現実と幻想の境界を曖昧にして、どこからが狂気なのかを不鮮明にする。そして観客は狂気に浸されていたことに気づいて、恐れ、自分が正常かどうかを問いただす。
一応ハッピーエンドになるのかな…ハロラン死んじゃったけども。悲しい。まあホラーにハッピーエンドを望むべくもないか。笑
伝説のように扱われているのはなんでなんだろう…映像美?いい作品のような気もするし、正直解析が難しいというか、解析する必要もないのかもしれないけど、ホラー見なさすぎてよくわからん笑ロジックと非ロジックのバランスが絶妙なのかもな。現実と非現実、現在と過去、正常と狂気…その二項対立を成立させながらその境界を曖昧にする。
あーでもなんか残るものがある気がするなー。引っ張られるというのか…何がそうさせるのかまだ言語化できないけど。客観的になれない感じはなんとなくある。
wikiwiki
へー原作者と喧嘩したのか。でも成功した。
原作読んでないけどwikiによるともうちょいロジカルで最後は勝って終わる感じなんやな。
対して映画は、非ロジカルで曖昧で勝ったかどうかと言われるとよくわからない。その不気味な感じを大事にしたかったのかな。単純な二項対立とその解消みたいなことでは終わらせたくなかったのかもしれない。だからこそホテルは爆破されずに残った。そういう人類の意思が勝ってハッピーみたいなのは望んでなかったのかな。たしかにトランスが発狂に至る過程はちょっと唐突感があったが、そこくらいかなー…ウェンディの演技は賛否両論ありそう笑